こんにちは。あらたです。
AWSソリューションアーキテクトを2週間で取得することができたので、2週間で取得するためにどのような勉強を行ったか、勉強法について解説します。
- AWS ソリューションアーキテクト(SAA)の難易度
- AWS ソリューションアーキテクト(SAA)の効果的な学習方法
- AWS ソリューションアーキテクト(SAA)学習に必要な勉強時間
- AWS ソリューションアーキテクト(SAA)を受験する方へのアドバイス
今回紹介する方法で勉強すれば最短で合格することができると思います。
一応合格した証明書をのせておきます↓
AWS SAAの難易度
AWS認定資格すべてが合格率を公表していません。しかし合格率は高めなのではないかと考えています。
合格率が高めだと考える理由は以下の通りです。
①基本的なIT知識をもっているのであれば、暗記で合格が可能なため
②CCNAのようなLAB試験がないため(実際のコンソール操作などは覚えなくていい)
③ITパスポート以上基本情報以下の難易度のため
基本的なIT知識をもっているのであれば、暗記で合格が可能なため
いきなりですが、実際に認定試験で出題されるような類似問題を出題します。
ある企業が大量のデータをAmazonS3バケットに保持したいと考えています。このデータは膨大な数のアプリケーションからアクセスされます。データのアクセスパターンは不規則です。
ソリューションアーキテクトはパフォーマンスに影響を及ぼさずに、運用のオーバーヘッドのない、費用対効果の高いストレージソリューションを提案する必要があります。この要件を満たすには、何を使用すればいいですか?
・AWS Trusted adviser
・S3 Analytics
・S3 lntelligent-Tiering
・Cost Explorer
まずは、この問題の問題文に注目してみてください。
この問題文にはAWSの用語があるのはもちろんなのですが、そのほかにも、基本的なIT用語である「ストレージ」「オーバーヘッド」「アプリケーション」等の用語が出てきています。
次に解答を見てください。
ここには、AWSのサービス名が4つ並んでいます。
この回答欄を見てわかるように、AWS認定資格は、AWSのサービスの概要を理解して暗記することが重要になってきます。
暗記するための前段階として、先ほど挙げたようなITの基本的な用語が理解できるのであれば、AWSのサービスについて理解して暗記することができれば、回答までたどり着くことができる試験です。
CCNAのようなLAB(ラボ)試験がないため(実際のコンソール操作などは覚えなくていい)
また、AWS認定試験では2023年現時点ではLAB試験等の実際の画面を操作して回答するタイプの問題は出題されません。(AWS SOA試験では過去LAB試験が実施されていました。現在は一時中止中のようですが、復活する可能性もあります。)
そのため、AWSソリューションアーキテクトの分野においては、実際にAWSのマネジメントコンソールを使用する操作等は覚える必要がありません。
他のベンダー資格であるCCNAでは、LAB試験があるためコマンド等を覚えなければなりませんが、AWSソリューションアーキテクトではそのようなコマンドまで覚える必要がないため、単純な暗記勝負で合格を勝ち取ることが可能です。
CCNAの合格方法についても記事にしているので気になる方はご覧ください。
ITパスポート以上基本情報以下の難易度のため
実際に僕は基本情報技術者の資格を持っていますが、基本情報のレベルまで難しいと感じませんでした。
理由は先ほども上げた通り、AWSのサービスの範囲の知識を暗記すればよいためです。勉強範囲は基本情報に比べて多くはありません。
しかし、ITパスポート程度のITの基礎知識がなければ、問題の意味を理解することも難しいと感じると思うため、個人的にはITパスポート<SAA<基本情報のレベル感だと思います。
そのため、IT用語等に不安がある方は、ITパスポートから先に受験することをお勧めします。
AWS ソリューションアーキテクトの効果的な学習方法
まず前提として僕はAWSソリューションアーキテクトを受験する前に、AWSソリューションアーキテクトよりも一つグレードの下のAWSクラウドプラクティショナーを合格しています。
クラウドプラクティショナーはSAAの試験でも出題されるサービスを網羅的に学習することができるので、先にクラウドプラクティショナーを取得することを推奨します。
クラウドプラクティショナーとソリューションアーキテクトの出題内容の違いは、クラウドプラクティショナーがサービス単体の内容についての解答を求められるのに対して、ソリューションアーキテクトは、サービスとサービスを組み合わせて正しく動作する解答を選択することが求められます。
今回紹介する勉強方法は、ソリューションアーキテクトからいきなり勉強する方でも問題ないと思いますが、ITの知識に自信がない方は、実際に僕がクラウドプラクティショナーに2週間で合格した勉強方法も載せておくので、併せて、ご覧ください。
ちなみにクラウドプラクティショナーを合格すると次回の試験の半額バウチャーをもらえるため、SAAは半額8000円程度で受験できます。
では、実際にどのように学習したのかを解説します。
- AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第3版を1周する
- Udemy【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)6回分を2回程度解く
- 最後にAWS認定資格試験テキストの模擬試験を行う
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第3版を1周する
まずはこちらの本を1周しましょう。
AWSソリューションアーキテクトで出題されるサービスをこの1冊で網羅的に学習することができます。また、サービス同士の関係も図を交えながら解説してくれるので、とてもわかりやすくオススメです。
各パートごとに章末問題があるので、理解度を確認することもできます。はじめはわからないことも多いと思いますが、後ほ紹介するUdemyの問題集でたくさん問題演習を行いますので、わからなくても先に進んでしまって問題ありません。
最後に模擬演習があるのですが、こちらはまだ解かずに残しておきましょう。
Udemy【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)6回分を2回~3回程度解く
続いてUdemyのこちらの講座で、問題演習を行いましょう。(Udemyとは、世界最大規模の学習プラットフォームです。)
こちらの問題演習では6回に分かれた問題演習(390問)分の問題を解くことができます。
知識を定着させるには、問題を解くことが一番だと思うので、こちらの問題集を2回~3回ほど行っていきましょう。
このUdemyの講座を実際に購入して試験を受けた感想は、レベル1からレベル2のレベルの問題が4割程度、レベル3からレベル6の問題と同等のレベルの問題が6割程度でした。
そのため、レベル1とレベル2の問題は9割以上の正答率になるように頑張ってください。全体を2回~3回程度行って正答率が80%を超えたら合格できるレベルに達していると思います。
最後にAWS認定資格試験テキストの模擬試験を行う
最後にAWS認定資格試験テキストの模擬試験を行ってみましょう。
ここまで勉強していれば、7.2割以上の得点を出すことができると思います。
あとは受験するだけです!
AWS ソリューションアーキテクト(SAA) 勉強時間
今回僕がAWS ソリューションアーキテクト(SAA)を受験するために勉強した勉強時間は以下の通りです。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第3版を1周する
→10時間
Udemy【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)6回分を2回~3回程度解く
→30時間
ちなみに、2週間の勉強配分としては以下の通りです。
平日→2時間
休日→5時間
合計40時間程度で合格することができました。
あくまでもこれは、僕の知識での勉強時間なので、もともとIT知識が豊富な方でしたら、もっと短期間での合格も可能ではないかなと思います。
ゆっくりなペースで取得するでもいい方は1日1時間を1か月続けることでも取得は可能だと思います。
AWS ソリューションアーキテクト(SAA)を受験する方へのアドバイス
- 先に試験の日程を決めて申し込みをしてから勉強すること
- 受験日は必ず自身を証明できる証明書を2つ持っていくこと
- 試験本番にわからない問題が出てきても焦らないこと
- 消去法のコツ
先に試験の日程を決めて申し込みをしてから勉強すること
SAAを受けようと思ったら、先に試験の日程を決めて申し込みをしてしまいましょうということです。
AWSの資格はいつでも申し込みができるため、勉強が完璧になってから受験すればいいやと考えるかたが多いと思います。
しかし、受験日を決めずに勉強をしていても期間がどん伸びてしまい、資格取得が遅くなってしまいます。SAAは範囲が広いためすべての問題を完璧に勉強なんてできません。
そのため、先に試験日を決めて申し込みをしてから短期集中で暗記する方法が良いと思います。2週間後に合格したいのであれば、それを逆算して勉強のスケジュールを立てましょう。
受験日は必ず自身を証明できる証明書を2つ持っていくこと
AWSの資格試験ではテストセンターと自宅受験の2つが選択できます。近くにテストセンターがある方は、テストセンターに行くと思うのですが、テストセンターに行く際は証明書を忘れずに持っていきましょう。
僕は、証明書2枚必要だということを忘れていて、電車で引き返した記憶があります。。
証明書がないと受験することができないので、必ず自宅を出る前に確認しましょう。
試験本番にわからない問題が出てきても焦らないこと
AWSソリューションアーキテクトの試験は全部で65問です。そのうちAWSが今後の出題する問題の研究のために15問は、正解でも、間違っていても、点数に含まれません。
残りの50問中36問程度合っていればいい(14問間違えてもいい)ということになります。
つまり、最大で29問も間違えていい計算になります。(運がとってもよければですが笑)
なので、14問以上わからなくても落ちるとは限らないので焦らずに、解いていきましょう。
消去法のコツ
最後に一つ消去法のコツをお伝えします。
サードパーティーのサービスを使用すると選択肢にあった場合は、消去してしまって問題ないと思います。
理由は簡単で、AWSの試験なので、AWSのサービスを使ってほしいですよね。それなのに正解にサードパーティのサービスを選択させることはあまり考えられないと思います笑
ぼくもこの方法で1問ほど命拾いしたので、頭のかたすみにでも入れておいてください。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
みなさんが無事にAWSソリューションアーキテクトに合格することができることを祈っています。
試験当日は焦らず見直しすればきっと合格できます。最後まであきらめずに頑張りましょう!
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